文学綾織ーSORAと日葵(ひまり)の日本文学史ー

入試のための受験対策で、文学史だけを取り上げた書籍は多くありません。そしてそれらは、何というか、見て覚えろ、読んで暗記しろ、というだけの、こんなことは言うのも憚られますが「あんまりおもしろくない」ものが多いです。もちろん中にはいいものもありますが、私ごときが「これがいい、悪い」と公言する資格はありません。ただ私自身が学生時代に「こんなのがあればよかった」と思う本を、いつか、作りたいです。それは、受験に合格できればそれでいい、のではなく、私たちがどうして「文学」を学ぶ必要があるのか、なぜ「文学」なのか、という問いに、しっかり答えたい、という想いもあるのです。

文科省は国語を「論理国語」と「文学国語」に分ける、という愚劣な策を実行に移してしまいました。「論理」の対義語は「文学」ではなく「非論理」です。論理があるから文学なのであって、根本から間違っています。

そういったこともあって、私は本連載を出版化する前段階という位置づけにしています。この連載をたたき台として、本を作ります。受験生が役に立ち、合格後も、文学があなたに寄り添ってくれるような、あなたを支えてくれるような、そんな本を作ります。

何年先かわかりません。それでもあきらめません。どうか気長に付き合ってやってください。

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