1分de古典~古典に学び古典を遊ぶ~
1分de古典~古典に学び古典を遊ぶ~ 私たちにとって、なぜ古典が必要なのか。その理由はひとつではありません。このマガジンでは「1分でわかる」ことを目指して、古典を一緒に学びます。 ほんとうの対象は「古典なんて何の役に立つの?」・「古典を読む意義は何?」と思っている方々ですが、そういう方々は、1分でも読みたくないですよね💦 ちょっと古典を読んでみようか、という方の後押しができれば、それで嬉しいです。 決して上級者向けではありませんので、ご了承下さい 特に海外の古典作品に関しては、私も専門外でわからないことだらけです。一緒に学べたら嬉しいです
- 【1分de古典】『兵法家伝書』殺人刀(14)【第28話】2026年3月20日 に 12:25 PM に
また、友情を交わす際に、終始一貫して矛盾なく誠実に交際することも、時流の変化や、タイミング、相手の感情の変化や置かれた状況、心の動きを読んで付き合うことが肝要である以上、これも兵法に通じるものがあるのだ。同じ場に居合わせた人たちと時間を共に過ごす場合でも、その場の状況の変化、タイミングなどを見計らって適切に対処することが重要で、こういったことすべてが兵法に通じることである。 『兵法家伝書』(柳生宗矩 著・渡辺一郎 校注 岩波文庫)をもとに筆者がかなり独自に意訳続きをみる
- 【1分de古典】『兵法家伝書』殺人刀(13)【第27話】2026年3月10日 に 1:56 PM に
年若いうちから将軍の側で仕えている者たちは、最初から自己保身に走って主君への配慮もうわべだけで、他の人たちから、どうしてあんなカスを重用しているのか将軍はアホなのかと批判の的になるだろうし、あいつら場合によっては真っ先に主君を裏切ることになる。そういう風で誰が将軍様に親身になってお仕えしたいと思うだろう。これはただ側近がダメなだけで、主君のせいではない。この機微をよく観察し熟慮して、側近だから大事にして、他を粗末に扱うということが無いように、みんな公平に接してあげて欲しい。こういった状況判断や人物を見極める力というのは、これはまさに兵法である。 『兵法家伝書』(柳生宗矩 著・渡辺一郎 校注 岩波文庫)をもとに筆者がかなり独自に意訳続きをみる
- 【1分de古典】『兵法家伝書』殺人刀(12)【第26話】2026年2月27日 に 1:09 PM に
ということは、将軍様の側近たちが、他の者たち、例えば目下のものや、人民たちから色々な搾取をしていれば、何の落ち度もない将軍様にその恨みが向かわれるだろう。将軍の側近は、五人から十人くらいで少人数である。普段将軍様と関わり合いの無い者たちは圧倒的に多い。その圧倒的多数派が、あなたのことを恨んで、心が離れていくだろう。 『兵法家伝書』(柳生宗矩 著・渡辺一郎 校注 岩波文庫)をもとに筆者がかなり独自に意訳続きをみる
- 【1分de古典】『兵法家伝書』殺人刀(11)【第25話】2026年2月17日 に 2:17 PM に
(自分の配下たちの中で、近習や側近と、そうではない遠方の者たちと、差をつけるのはおかしいんだよと説く。たとえるなら手と足を比較して、手より足の方が遠い場所にあるから重要ではない、というのは違うよ?という話の続き)手(側近)も足(そうでない配下)も、痛痒(苦痛やさしさわり)を感じる度合いが等しいので、どちらを近く(優先的に対処すべきもの)とし、どちらを遠く(後回し)とするか。そこに差別はいけない。 『兵法家伝書』(柳生宗矩 著・渡辺一郎 校注 岩波文庫)をもとに筆者がかなり独自に意訳続きをみる
- 【1分de古典】『兵法家伝書』殺人刀(10)【第24話】ーこのくどさは、もはや、愛なんだ2026年2月11日 に 1:17 AM に
国は、将軍(徳川家光)の国である。民は、将軍(徳川家光)の民である。側近も、将軍(徳川家光)の臣下である。他の遠方にいる配下なども、同じく主君(徳川家光)の臣下である。身近な関係か疎遠かなど、たいした問題ではない。将軍のためなら、将軍自身の手や足と同じように働くのだ。手より足の方が遠いからといって、遠い方が価値がないわけではない。身近ではない配下であっても、その価値は身近な配下と変わらないのだ。 『兵法家伝書』(柳生宗矩 著・渡辺一郎 校注 岩波文庫)をもとに筆者がかなり独自に意訳続きをみる


